TOEICのリスニング、難しいですよね。
「いつか本当に聞き取れるようになるのか?」と不安になります。
でも大丈夫。
大人になった今からでも、ゼロから聞き取れる対策はあります。
- TOEICリスニングが聞き取れない
- 初心者だけど、何から始めればいいかわからない
- おすすめ教材や勉強法が知りたい
英語が聞き取れなくて心が折れそう…
結論】こうすればリスニングが聞き取れるようになる
リスニングは、以下の3つの順番で聞き取れるようになります。
- 単語や文法のような、聞き取る事前知識をつける
- 聞こえた音を単語として理解する
- それら単語の組み合わせを、文として意味理解する
参考文献:LLAS:Listening: theory and practice in modern foreign language competence
つまり、すっごく簡単に言うと『単語と文法を勉強して、リスニングの練習をすれば聞き取れるようになる。』
私も30歳、英語力ゼロから、この3つの流れでリスニングを身につけていきました。
今聞き取れないのは当然。最低でも3ヶ月必要
リスニングには長い期間が必要なので、今焦る必要はありません。
リスニングの練習を始めてから、3ヶ月は実感がないのが普通。4ヶ月目から、少しずつ聞き取れる音が増えてきます。
私も実際にそうでした。ある日、「あれ?聞き取れる!」となる瞬間がありました。
リスニングが聞き取れるとはどういうことか
1秒間で理解できる単語数を増やす
”リスニング力が上がる”とは、『1秒間に理解できる単語数が増えること』と言い換えることができます。
例えば今、1秒の間に
『Hello』
と言われたらどうでしょう? 瞬時に意味が理解できるのではないでしょうか?
それでは今
『I ate a piece of bread this morning.』
と1秒間で言われたらどうでしょう? 聞き取るのは難しいですよね。
しかし、リスニングの練習を続ければ聞き取れるようになります。
つまり
『Hello』と、『I ate a piece of bread this morning.』 との間に、リスニング対策の秘密が隠れていると考えられます。
確かに『ハロー』は聞き取れるけど、長いセリフは聞き取れない。
なんで?
まず、2つの真ん中を考えてみる
いきなり長い文章を理解するのは難しいので、2つの文の真ん中くらいの難しさの文を考えてみましょう。
『I ate bread.』
これを1秒間で言われた場合を考えます。
I, ate, bread の3語を、1秒間で言うので、比較的ゆっくりの英語です。
チャレンジクイズ!
『
I ate bread.
』の意味がわかった人だけ、ちょっと早めに答え合わせしてみる?
この文を理解するために必要なスキルは3つです。
- I, ate, bread の3つの単語の知識
- eat の過去形が ate であるという文法知識
- I, ate, bread(アイエイトブレッド) それぞれの音を単語に変換する力
I の意味は (私は)
ate は eat の過去形なので(食べた)
bread は(パン)
この3つの単語は、比較的やさしい英語です。
あとはこれらの音を『I, ate, bread 』と英単語に変換できれば、完璧に聞き取ることができます。
音を英単語に変換する勉強法
音を英単語にする練習は、文章を読みながらその音を繰り返し聞くといいです。
さきほどの例でいうと
『I ate bread.』という文章を読みながら、I ate bread. という発音を聞きます。
※音声付きのテキストなどを使うことになります。
一回目、二回目と繰り返していくうちに、音が単語に変換されて聞き取れるようになります。
このような段階を踏むことで、初めて『I ate bread.』が聞き取れるようになります。
文字を見ながら繰り返し聞くと、聞き取りが上達する。
自分でもマネして発音すると『シャドーイング』練習
ちなみにこのとき、自分でもマネして発音すると覚えやすいです。
自分でマネして発音する練習法を『シャドーイング』と言って、リスニング練習法として有名です。
シャドーイング?初めて聞いた
複雑な文に慣れるほど、リスニング力が上がる
リスニング力の正体がわかってきましたね。
3語の文を例に出しましたが、これが4語になったり、知らない単語や文法が含まれているとまた『聞き取れない』が発生します。
そのときは、さきほどと同じ方法でこの『聞き取れない』を、一つずつ『聞き取れる』にしていきます。
長く、複雑な文法や単語で練習できるようになるほど、リスニング力が上がっていく。
まずは、短い文から始めよう。
初心者は、TOEIC Part1がおすすめ
TOEICのリスニングパート1が聞き取れないとお悩みの方は
She is looking at a picture.
A man is standing near a table.
こんな現在形ベースの文の練習から始めると、すぐにスコアが上がります。
※現在形、現在進行形の文は、パート1でよく出るパターンです。
TOEICリスニングの特徴と基礎情報
TOEICの出題形式に慣れることでも、スコアを上げることができます。
TOEICテストは、毎回同じような問題の使いまわしです。
そしてリスニングの、Part1、Part2、Part3、Part4 はそれぞれ出題形式が決まっています。
part1 | 写真を見て、適切に表現している選択肢を選ぶパート |
---|---|
part2 | 質問に対して、適切な応答を選ぶパート |
part3 | 複数人の会話を聞いて、内容を理解するパート |
part4 | 1人のナレーションを聞いて、内容を理解するパート |
TOEICの練習問題で勉強をすると、正解になりやすい選択肢など、クセがわかってくる。
つまり、『今までのパターンからすると、これが正解だろうな』と予測がしやすくなります。
言い換えると、『ナレーションを全部聞かなくても正解できる』ようになります。
リスニング力を上げる勉強法と、TOEIC問題への慣れ。この両方を進めることで、TOEICスコアが上がっていく。
具体的なTOEICリスニング対策1|まずは知識を増やす
初心者のリスニング対策は、まず
- 語彙力(単語力)をつける
- 文法を覚える
この2つから始めます。単語と文法を知らないと、音を聞いても意味が理解できないからです。
基礎単語を覚える
単語を日常的に覚えてリスニングの土台を作ります。
使う単語帳はなんでもいいですが、銀のフレーズはTOEIC初心者向けなのでおすすめです。
基礎的な単語は、TOEIC試験でも繰り返し登場します。
覚えることで、全てのPartの理解が深まりますし、文法も理解しやすくなります。
英文法の復習
まずは基礎英文法、いわゆる中学英語を復習します。中学英語には、英語に重要な要素がつまっています。
わかっているつもりでも、細かい部分が理解できていない場合が多いので、必ずやり直しましょう。
おすすめの参考書は『中学英語をひとつひとつわかりやすく』です。
2週間程度で中学英語を復習できるようにまとまっています。イラスト付きでわかりやすいです。
文法も声に出すと覚えやすい|アウトプットを意識しよう
覚えた文法を使って例文を作ったり、声に出して練習すると非常に効果が高いです。リスニング力も上がるし、文法の理解も深まります。
まずは、短くてもいいので日記をつけるようにしてみるのがおすすめ。
例えば過去形の文法を覚えたら
『I met my friend today.』
のような英文の日記を自分でつけます。
紙に書いてもいいですし、スマホのメモ帳に入力してもいいです。
日記をつけるだけならできそう
そして、その文を実際に発音してみます。
間違えても、下手くそでも大丈夫。
間違いや下手くそに気づいて、初めて成長するからです。
私も初心者のころ、ド下手くその英語を1人で発音しまくってました
下手くその繰り返しが、上達の秘訣。
具体的なTOEICリスニング対策2|聞き取る勉強法
具体的なリスニング対策の1つ目は、『土台となる知識を得ること』でした。
次に、単語と文法のような土台知識をつけたら、聞き取る練習をしていきます。
聞き取る練習とは、『セリフを文字にしたものを読みながら、発音を聞くこと』でしたね。TOEIC初心者におすすめな順に紹介します。
TOEIC教材で練習
TOEIC用の教材(問題集やスマホアプリなど)の音声で練習するのが便利です。
TOEIC教材は、初心者用コンテンツが充実しているから特におすすめ。特に TOEIC Part1は易しい文が多く、初心者に向いています。
- 現在形ベースのシンプルで短めの文
- 限られた範囲の単語
- 写真という視覚的な情報と一緒に覚えられる
TOEIC問題集の音声をスマホで聞いたり、TOEICアプリの機能を使ってPart1を練習します。
文字を見ながら、簡単な英語から聞く練習を始めよう。
慣れたら『文字を覚える→目を閉じて音声に集中する』これを試してみよう。
やさしい海外ドラマやアニメで練習
子供向けのアニメや海外ドラマを観ながらのリスニング勉強も効果が高いです。
※英語字幕を表示できる動画アプリなどを使うことになります。画像は『フレンズ』
- TOEICに限らない広い英語が覚えられる
- 娯楽なので、勉強感がない。楽しい
- 感情と一緒に英語を覚えられる
英語は言語ですので、自然な会話で覚えるのが本来のかたちです。
英語学習を『TOEIC』だけに集中してしまうと視野が狭くなって、全てに明確な答えを求めてしまいがち。
英語ってガチガチに答えが決まってるって思っちゃうんだよね。
それで前に進めなくなっちゃう。
初心者の人こそ、英語にある表現の自由さ、ゆるさ、などを感じながら覚えて欲しい。と私個人は思います。
アニメや海外ドラマなら、それが体験可能。
私は初心者のころ、ディズニー作品や、海外ドラマ『フレンズ』で練習していました。楽しかったですよ
ドラマやアニメの、自然な会話で英語を身につけるのもおすすめ。
TOEIC教材と並行して進めると、効果アップ。
英会話しながらリスニング対策
実際に誰かと話す、『英会話』もTOEICリスニングの対策におすすめです。実際の会話から学べる情報量は、座学とは比較にならないほど膨大だからです。
※オンライン英会話や、AI英会話アプリなどを使うことになります。
英会話はTOEICと直接関係ないと思われがちですが、実際には以下のようなメリットがあります。
- 会話の中で覚えたことは、記憶と結びついて忘れない
- 相手の反応がリアルタイムに見えるので、改善点や成長が見えやすい
- 相手がいるので、(聞く・話す)に格段に集中できる
デメリットは、日本で英会話するにはお金がかかります。
なので、短期間で集中して結果を出したい人向けですね。
私も実際に英会話をしながら、基礎英文法の実践をしました。
自分の知識を定着させるだけでなく、相手のセリフから学ぶことも多かったです。
『この表現って、こんな会話の流れで使うものなんだ』と気づきがたくさんでした。
これらの経験が、リスニング満点に繋がったと実感しています。
会話の中で覚えたことは強く記憶に残る。
双方向のやり取りなので、インプットとアウトプット両方が練習できる。
具体的なTOEICリスニング対策3|初心者のためのパート別対策
リスニングの各パートにはそれぞれテクニックがあります。
英語の知識にプラスして、テクニックを知ることで更にスコアは上がります。
- Part1
- Part2
- Part3&4
この3つに分けて解説します。
パート1対策 |『名詞と動詞』
part1は名詞と動詞が聴き取れると正解できるパート。
なので、Part1でよく使われる単語を覚えて、集中して聞くと正解できます。
例:
- She’s folding a newspaper.
- A man is standing near a constraction site.
- One of the man is reading a brochure.
↑正解のポイントとなるのは、『主語』『動詞』『それ以外の名詞』の関係が全て一致しているかどうか。
主語は『名詞』ですから、つまり名詞と動詞を聴き取るのが重要となります。
Part1の写真をみるときは、まず『主語になるもの』に注目です。
例えば ”道路の写真” で注目するべき『主語は』:
- 『車』が停まっている向き、位置
- 『歩行者』の歩いてる向き
- 『建物』の様子
など、これらを適切に表している選択肢が正解になりやすいです。
ちなみに、単語帳は『金のフレーズ』がオススメ。
特集ページ『パート1の重要語100』があるので、Part1を集中して覚えやすいです。
パート1でよく使われる名詞と動詞を覚えよう。
写真に写っていない名詞を含んだ選択肢は100%間違いなので、消去法もしやすくなる。
ちなみに私の経験上、 Part1が全問正解できるとTOEIC700点レベル!
パート2対策|『冒頭』だけは絶対聞き取る!
part2はアナウンスの頭だけでも聴き取るクセがついていれば6割解けるパート。
例:
Where is my jacket?
→”場所”をこたえている選択肢が正解
Who should I ask how to use the computer?
→”誰”をこたえている選択肢が正解
これで6割は正解できます。
パート2で6割正解できれば500点レベル、立派な中級者!
Part2の4割は上級者むけ
残りの4割は、ちょっとひねった応答が正解になる『セリフ全体を理解しないと解けない難問』です。
ひねった問題の例:
When is the festival held?
→”そこの掲示板に書いてあるよ”が正解
このような問題の対策は、TOEIC用の問題集で数をこなす勉強法がオススメ。
初心者には難しいので、不正解でも気にしなくてOK。
消去法で解ける問題もある
判断がつけにくいけど、他の2つの選択肢が明らかに間違いな、”消去法じゃないと解けない問題”も難問のひとつです。
消去法じゃないと解けない問題は、回答をとりあえず保留するのが吉。
でも、どれが消去法問題かわからないよ…
消去法問題は、3つの選択肢がどれも確信が持てず、ふわっとしています。
なので確信が持てない選択肢が続いたら、3つの選択肢を聞き終わったあとに判断しましょう。
ちなみに、 Part2までが全問正解できるとTOEIC800点レベル!
TOEIC part2のコツ、対策をまとめました。問題タイプの分析もしているので、参考にしてください。
パート3&4対策|先読みのコツ
パート3&4で有効な対策は”先読み”です。先読みとはTOEICパート3&4で使える定番のテクニックです。
Part 3&4で、アナウンスが始まる前の約14秒間に設問文3つを予め読んでおき、アナウンスを聞く準備をしておくテクニックのこと。
リスニング力が問われる難しいパートですが、先読みテクニックを使うことで解きやすくなるパートとしても知られています。
その先読みが難しいんだよ…
大丈夫!私のやり方は一般的な先読みテクニックとはちょっと違います。
先読み対策におすすめ|akiならこうやる
私が中級者の頃に使っていた先読みしやすくなるテクニックは、『先読みを1つ目の設問だけに絞る』です。
3つの設問全部を先読みすると頭パンクするので、1問目だけでも正解率を上げる作戦です。
先読みを1問目だけに絞れば、アナウンスが始まる前の時間を余裕を持って過ごせますし、アナウンスを聞くことに集中できるので、トータルの正解率が上がります。
1問目の先読みができるようになったら、次は1問目と3問目の先読みにチャレンジしましょう。
1問目と3問目は、正解のヒントを冒頭と最後に言う場合が多いので、2問目よりも正解しやすいです。
あえて2問目を捨てることで、時間の余裕が生まれるんだね。
パート3&4は、2問目を捨てることで解きやすくなる。
3問全部を考えるのは、上級者になってから。
Part3&4が全問正解できるとTOEIC900点レベル以上。
TOEIC Part 3 4 の対策を細かくまとめました。特にPart3と4の強化をしたい方は参考にしてください。
おまけ:Part3&4を解くコツ『聴くに集中する』
特にPart3&4は、考えることが多くて混乱しがちですが、基本的に”聴く”を最優先することでスコアを最大化できます。
リスニングセクションはその名の通り、”聴く”試験です。
アナウンス中に問題文を ”読んで” いては、絶対に正解できません。
なのでたとえ、先読みが間に合わなくても、アナウンスが始まったら聴くことに集中しましょう。
3&4はやることがたくさん(汗
- グラフや問題文も読んで、
- アナウンスも聴いて、
- マークして、、
と、あれもこれも同時にやろうとすると混乱してしまいます。
全部やろうとして焦って、結局なにもわからないことが多いよ…
割合としてアナウンス中は、聴くことに70%、選択肢やグラフを見ることに25%、マークに5%、頭のリソースを割り振って問題に向き合うといいです。
マークに5%も割くのは、マークミスを防ぐため。
パート3&4は『集中して聴く練習』をすると、スコアが上がりやすい。
問題文を一瞬で理解するための、リーディングスキルを上げると、先読みがしやすい。
初心者におすすめのTOEICリスニング教材
初心者むけに作られた教材で勉強をすれば、リスニングを効率的に伸ばせます。
私が実際に使ったなかで、おすすめを紹介します。
高機能アプリ『スタディサプリ TOEIC』
- まとまった勉強時間が取れない人
- 外出先でリスニング練習したい人
- 大量のTOEIC問題を解きたい人
有名すぎて見落としがちだけど、ハイスペックなTOEICアプリです。
TOEIC全般の勉強ができますが、実はリスニング練習に特に向いているアプリです。
ちょっと3分だけリスニング勉強。っていう気軽さがいいよね。
音質は最高レベル|問題数は大量
- 音質が良くてリスニング向き
- アプリなので、操作性が◎
- 音声の再生速度が変えられる
これらの特徴があるので、リスニング初心者に易しいです。
スマホアプリなので3分のスキマ時間があれば、いつでもどこでも勉強可能。
- リピーティング・シャドーイング
- ディクテーション
- TOEIC問題の繰り返し練習
特に、これらの練習に向いています。
英語を聞いて、聞こえたままを自分でも発音するリスニング練習法。
少々難しいが、そのぶん非常に効果が高い。
シャドーイングのやり方については、後ほど詳しく解説します。
デメリットもある
スタディサプリのデメリットは、TOEIC900点を目指す場合に物足りないことです。
900点はTOEICを超える難易度で勉強する必要があります。
スタディサプリはあくまで『TOEICの範囲』の問題が充実していますので、それ以上のレベルの問題はありません。
逆に言えば、700点や800点を目指すならスタディサプリはうってつけです。
TOEIC形式に慣れるには最適
大量のTOEICリスニング問題を繰り返し練習したいなら、現状このアプリ以上のものは無いです。様々なTOEICアプリを比較した結論です。
- TOEICテスト20回分
- 講義動画580本
- TOEIC練習問題多数
- その他様々な補助レッスン
それぞれの解説もひとつひとつ丁寧で、不明点が残りません。
超初心者は基礎文法書と一緒に使おう
スタディサプリには、『基礎英文法』の講義動画も収録されています。
ですが説明がやや簡易的なので、基礎英文法はスタディサプリだけでは物足りません。
なので
- 基礎英文法を先に覚える
- 基礎英単語を覚えながら進める
- スタサプで覚えたことをノートにまとめながら進める
これらを意識すれば、超初心者の方もスタサプを使いこなせます。
英語超初心者はまず、先ほど紹介した『中学英語をひとつひとつわかりやすく』などの基礎文法書を一冊終わらせるのがオススメ。
TOEICスコア診断できる万能アプリ『Santa』
スタディサプリと同じく、大量のTOEIC問題が収録されているアプリ。
リスニング問題をたくさん解いて慣れることに向いています。
※スマホアプリなので、パソコンからだとインストール画面が正しく表示されません。
AIによるスコア診断と、AIによる自動カリキュラムが魅力
AIによるスコア診断テストが3分でできます。
さらにAIがあなたの弱点を分析して、自動的にカリキュラムを組んで『あなたに足りない部分を補うレッスン』を次々と出題してくれます。
自分でレッスンを選ぶ必要がないから楽ちん
※自分で問題を選んで練習することも可能です。
ボリュームもたっぷり
- TOEICテスト15回分
- 約3000個のパート別問題
- 300の動画講義
を収録しているので、ボリュームたっぷりです。
つまりSantaのAIレッスンだけをひたすら解いていれば、TOEICリスニングの問題傾向に慣れることが可能。
Santaのデメリット
『スタディサプリ』と比べると、リスニング問題の音質が少し悪いです。
気になる人は気になると思います。。。
でも無料プランのレッスンだけでもそこそこの量があるので、とりあえずスマホに入れておくだけでも全く損はしません。
無料でTOEICスコア診断できるアプリとして優秀
3分で気軽にスコア診断できるアプリとしては超優秀。
↑診断テスト画面。シンプルで見やすいです。
LINEアカウントやGoogleアカウントで簡単に登録できて、即スコア診断できます。
現状何スコア取れるのか診断してみましょう。
ハイレベルなリスニング、スピーキング練習なら『英語のハノン』
- 厳しくても、短期間でレベルアップしたい人
- 基礎的な英文法は理解できている人
英語の語順を頭に叩き込むのに最適な参考書。『声に出して繰り返し練習する』厳しめのトレーニングが特徴です。
負荷のかかった厳しいトレーニングが魅力
頭を使って考えてのアウトプットが本格的にできます。
- 用意された英文を、疑問文に変えて声に出して読む
- 次に、主語と目的語を入れ替えて受動態にして声に出して読む
- 更に、指定されたフレーズを文に組み込んで声に出して読む
このように、『1つの文をお題に沿って次々に変化させながらスピーキングする』練習が非常に難しいです。
ですが自分の頭で考えてアウトプットする非常に効果の高い練習ができる良書です。
欠点は、練習が厳しすぎること
練習内容が難しいので、初心者が気楽に始めると心が折れるかも…
でも、確実にリスニング力は上がります。
英語のハノンをAmazonで見てみる
短期間でリスニングを上げたいならシャドーイングを取り入れよう
シャドーイングとは、主にリスニング力を上げるための練習法です。
英語の音声を聞きながら、後を追うように自分でもマネして発音する方法が一般的です。
レベルが高いですが、短期間でリスニングをアップさせることができます。
シャドーイングの効果
シャドーイング練習を続けると、、、
- リスニングスキル
- スピーキングスキル
が上がります。さらに、、、
英語を瞬時に理解する力も上がるので、英文を読む速さも上がってTOEICリーディングにも効果的です。
英語の音声に追いつくように発音する練習ですからね。理解の速さが上がって当然。
参考文献:リスニング力向上におけるシャドーイングの効果について
↑神戸市外国語大学の教授が、シャドーイングの効果を実験した文献です。初心者ほど、効果が高かったという結果でした。
シャドーイングのやり方
一般的なシャドーイングの方法を紹介します。初心者のうちは、この通りにやってみましょう。
1.素材の用意
まずは英語の音声を用意します。
自分のレベルに合っていて、興味のある内容が好ましいです。
TOEIC用のおすすめシャドーイング素材は、別の記事でまとめて紹介します↓
2.聞いてみる
まずは、英語音声を聞きます。
何を言っているのか単語をひとつひとつ聞き取るように集中します。
この時点では、聞き取れなくても問題ありません。集中することが大事
3.スクリプトを読んで内容を理解する
次にスクリプト(英語のセリフを文字にしたもの)を読みながら聞いて、意味を理解します。必要なら日本語訳も読みます。
4.シャドーイングしてみる
用意した英語音声を流しながら、追いかけるように聞き取れたままを自分で発音します。(イヤフォン推奨)
正確じゃなくてもいいから、聞き取れたままを声に出してみることが大事。
速さに追いつけないし、聞き取れないし、デタラメだし、私の初期のシャドーイングはまるで呪文だったでしょうね。。。
5.繰り返し練習する
英語音声の長さにもよりますが、一回に10セットを目安に繰り返します。
ある程度、速さに追いつけるようになるまで、次の日も同じ音声を使って1セット練習します。
コツは完璧を目指さないこと。続けることに意味があります。
以上が、シャドーイングの一般的なやり方です。音声を文字にした『スクリプト』があってこそ成立する練習なので注意です。
初心者はリピーティングから始めてもいい
シャドーイングは、その速さについていかないといけないので難しいです。
だからこそ効果が高いんですけどね
ですが、難しすぎても勉強になりません。
階段を一段とばしでは登れても、二段とばしは危険です。それと一緒。
そこで、初心者の方はシャドーイングに似た練習法『リピーティング』から始めるといいです。
リピーティングのやり方
リピーティングとは、シャドーイングを易しくした練習法です。
準備はシャドーイングと同じですが、追いかけて発音はしません。リピーティングは1文ごとに区切って、音声を止めてから自分で発音します。
.(ピリオド)ごとに区切るといいですね
シャドーイングと違って、音声を止めて、さらにセリフを短く区切って発音します。
なので、初心者でも自分のペースでリスニング強化ができます。
リピーティングは、、、
文法や単語をひとつひとつ理解しながらリスニングを強化できる。英語を理解する速さを上げるシャドーイングとは目的が違う。
TOEICリスニングに関する、よくある質問
Q:短期間で伸ばすコツはありますか?
基本的には、毎日コツコツ伸ばすしか方法はありません。
ですが、TOEIC勉強だけにこだわらず、多角的に英語勉強することで、伸びは早くなります。
例:オンライン英会話、海外ドラマやアニメの視聴など。
一日の、英語の占める割合を多くするといいよ。
Q:どの教材を選ぶべきですか?
ご自身の生活スタイルに合ったものを選ぶといいです。
例:
- 仕事の合間に勉強したい→ アプリ教材
- 家事の合間に勉強したい→ 参考書
- 休みの日にガッツリ勉強したい→ オンライン英会話、参考書
Q:一日に何時間勉強すればいいですか?
一日に一時間以上が理想ですが、難しいなら30分でも時間をとってみましょう。
毎日、確実に続けることでどんどん伸びていきます。
SNSやYou Tube、テレビなどを観る時間を意識的に減らしてみるといいです。
睡眠時間を削るのだけはやめてね。
Q:TOEIC本番はいつ受けるべきですか?
受験したことがないのなら、まずは一度受けてみましょう。
試験会場でしか味わえない雰囲気を知っておくと、次回以降の対策になります。
それ以降は、3ヶ月~6ヶ月に1回を目安に受験しましょう。
『確実に実力がついてから受験しよう』と後回しにしておくのはおすすめしません。
ほとんどの場合、一回で目標スコアには届きません。何度かチャレンジしてやっと届くものだからです。
私は毎月受験してました。受験料が馬鹿にならなかったですが。
塗り絵はしてもいい?
TOEIC試験では、わからない問題は適当にマークすることをおすすめします。いわゆる『塗り絵』ですね。
TOEICは4択のマークシート式テストなので、4問に1問は正解できる可能性があります。
これは、公式に認められているテクニックです。
TOEICにおける塗り絵の作法について解説しましたので、参考にしてください。
Part別対策は?
TOEICのPart別攻略も解説しています↓リスニングが苦手な方、参考にしてください。