TOEICリスニングを解いてみたとき
TOEICを受験してスコアを確認したとき
リスニングのできなさに絶望…
あたしはなんてダメなんだろう…
リスニングって難しいよね。私も何度も絶望してきたよ。
リスニングが『高い壁』に感じること、気分が落ち込みますよね。お気持ちお察しします。
私もそんな経験がたくさんあります。
大丈夫です。絶望を感じた先にこそ希望のかけらが見つかるものです。
一緒に解決策を探していきましょう。絶望するまでがんばった人にだけ、希望が見えます。
- 自分のリスニングスコアに絶望してしまった
- TOEICリスニングが聞き取れない
- 何を勉強していいのかわからない
私自身、30歳まで英語の勉強を怠けていたので、絶望の繰り返しです。
それでも、なんとかリスニング勉強を続けていられます。
今でも自分のできなさにガッカリすることも…
その度に解決策を考えての繰り返しです
そこで、私の経験をもとに絶望を感じてしまったときの対処法を書いていきます。
落ちた気持ちを楽にする方法も紹介しますので、最後までお付き合いくださると嬉しいです。
TOEICリスニングに絶望してる人は、ネット上にどれだけいる?
ツイッター(X)で『リスニング』で検索してみました。
TOEICに限らず、英検、受験英語とリスニングに悩む人は多かったです。
英語の発音は日本人には難しいんですよね。
まるで呪文だよね…
実際のTweet の一部
リスニングに絶望している日本人は多い。英語にチャレンジする際、誰しも一度は経験する。
【絶望体験】初心者の時、メチャクソ惨めな思いをした
個人的な絶望体験です。
初めてのTOEIC受験では、リスニングは120点。
それもじゅうぶん絶望的でしたが、個人的にもっと悔しかった思い出があります。
- レベルテストで最低の評価を受けた
- リスニングができないからと、初対面の人に見下された
この2つが特に印象に残っています。ちょっとだけ詳しく書きます。
クラス分けで最低評価
私は30歳のとき、英語力ゼロでカナダにワーキングホリデーに行きました。
最初の数ヶ月はバンクーバーの語学学校に通っていました。
30歳以下が条件の特殊な留学ができるビザ。海外で勉強したり働くことができるのが特徴。(普通のビザだと働くことができない)
学校入学時にレベル分けのための会話式テストをするんですが、まったく聞き取れずに 10段階のうち最低レベル1の評価を受けました。
試験官の困惑した表情をよく覚えています…
とても悔しい思いをしたのを覚えています。せめてレベル3くらいはあると思っていましたから。
しかし、今思えばこのときの悔しさがなければ、英語を頑張れていなかったです。
先輩留学生に最高にバカにされた
留学生どうしの交流のなかでも、カースト(階級)があります。
英語力が高ければ偉いみたいな感じです。
クラスレベル6の学生と英語で話したとき(私はレベル1)、全く話が聞き取れずに『やれやれダメだこりゃ』みたいに愛想をつかしたリアクションをされました。
絶望と悔しさが混ざった感情…
マウントをとられることも
初対面の別の日本人の留学生からは謎のリスニングマウントを取られて、『リスニングなんてこうすればいいんだよ!』と聞いてもいないのにアドバイスをいただきました。
私より1ヶ月早くカナダに来てただけのくせに…
しかし、当時はそんな悔しさを感じる余裕はなく、ただ憂鬱でした。
リスニング力を他人と比べるのは無意味。
TOEICリスニングに絶望したら知って欲しい3つの事実
私たち日本人が、英語のリスニングを苦手に感じるのは当然です。
以下の3つの事実に注目してください、『絶望はむしろ前進だ』とわかっていただけると思います。
・英語の聞き取りには最短3ヶ月は必要
・ネイティブだって何十年と勉強して喋れるようになっている
・留学したとしても1年ではほとんど聞き取れない
リスニング上達を感じるには3ヶ月は要る
どんなに必死に英語を勉強しても、少し聞き取れるようになるのは3ヶ月後です。
あらゆる英語教育の現場でそう言われています。
参考サイト:Fluent in 3 Months
実際に私も、そう言われて半信半疑のまま勉強し続けました。
しかし確かに、3ヶ月経ったころから、少しずつ聞き取れるになっていきました。
本当に少しずつでしたけど、でも確実に!
このとき、初めて希望の光が見えたと感じました。
リスニングの成長を実感するには時間がかかる。
ネイティブも、英語の勉強に苦戦している
考えてみれば当たり前なんですが、かっこよく英語を話すネイティブスピーカーも、子供のころからなん十年もかけて、やっと英語を身につけています。
留学中に、カナダ人小学生の英語の宿題を見せてもらいましたが、
『この単語の複数形はなんでしょう?』
『この文の中で名詞はどれでしょう?』
ネイティブの子供は、こんな内容に頭を悩ませていました。
まさに、今自分が勉強してる内容と同じだ!と衝撃を受けたのを覚えています。
ちょっとしか英語を勉強していない日本人の私が、英語がわからない、聞き取れないなんて当然だと、やけに納得しました。
日本人が国語の勉強に苦戦するようなものだね
英語圏で1年生活しても、リスニングは聞き取れない
1年間、英語の環境で生活しても、カタコトの会話ができるレベルにしかなりません。
1年必死に頑張っても、その程度が限界なんです。
ペラペラになるかと思ってた
自分で言うのも気が引けますが、私は同時期に留学した日本人のなかでもいちばん英語を頑張っていました。
- ネイティブ環境で住み込みで働く
- 積極的に英語で話しかける(コミュ障だけど)
- 空いた時間は参考書で自習
これを1年続けても、ネイティブとの日常会話も、映画や海外ドラマのセリフもほとんど聞き取れませんでした。
ここでもまた絶望です。。。
が、無駄なことは一つもありませんでした
もちろん、当時の周りの日本人留学生のほとんどが、今は英語を諦めてしまっています。
彼らなりの事情があったのかもしれませんが、私からは『英語ができない絶望感から逃げている』ように見えました。
英語ができないのは当たり前なんだという事実を正面から受け入れれば、話は変わっていたでしょう。
日本人が英語を聞き取れないのは当然。絶望を味わった数だけ成長する。
私のリスニング対策|TOEICにこだわらない
私が実際にやったリスニング対策は3つです。
- 単語と文法を基礎から覚える
- 覚えた単語や文法を使ってアウトプットする
- シャドーイング練習
どれも、大きくリスニングを上げることができました。
この3つは、TOEIC教材を使うものではありません。私が留学時代に、英語の土台となる力をつける際に特に役立った勉強法です。
土台となるスキルが身につくと、TOEIC600~700くらいまで自然と上がりますし、それ以上を目指す場合も伸びやすくなります。
なぜいま、あえてTOEICから離れた勉強をするのか?
なぜ、あえてTOEICとは関係ない勉強法を勧めたのかというと、TOEICのリスニングに絶望した今を、逆にチャンスに変えるためです。
そんなことできるの?
そもそもリスニングは、英語というコミュニケーションツールの使い方のひとつです。
TOEICというテストのほうが、本来は不自然なんです。
コミュニケーションの力を、数字で測ろうというテストだからね
コミュニケーションの本来の役割は「人と人、違う考え方同士をつなぐこと」です。
”伝えること”か、、、忘れてたかも
TOEICのスコアが高いことは、英語を使う力があることを示していますが、それだけが全てではありません。実際に英語を使って話すこと、聞くこと、書くこと、読むこと、何より楽しむことが大切です。
”英語の使い方をよく知っていること” と、”英語での楽しみ方を知ってること” はまるで違います。
あなたが今まで感じた喜びや楽しみや感動は、全て言語なしではあり得なかった。
英語本来の楽しみ方を知れば、TOEICスコアも上がる
英語の基礎からやり直し、英会話や海外ドラマなどで楽しみながら英語を学ぶと、TOEICスコアは勝手に500~700点レベルまで上がります。
TOEIC公式によると、
470点が『反応が遅くなるけど、日常会話であれば意思疎通ができる』
730点が『文法や構文の間違いはあるが、日常会話の意思疎通も早い』
このような目安になっているので、基礎的な英会話ができれば500~700点レベルになれます。
実際に私がカナダから帰国した直後のTOEICは690点だった
カナダではTOEICの勉強はせずに、基礎を固めて英会話を楽しんでただけだったんだよね
英会話や海外ドラマを楽しんでいると700点レベルまでは伸びる。
逆に言うと、800点以上を狙う場合は、TOEIC専用の勉強が必要。
TOEICの勉強か、英語を楽しむか、まずは自分に合った方を選ぼう
『TOEICリスニングに絶望した今だからこそ、広い視点で勉強を進めてみよう』とは言ったものの、そのやり方が合うかどうかは人によります。
それにもちろん、TOEICの勉強に集中したほうが、スコアの伸びは早いです。
TOEICから離れる | メリットTOIEC勉強のメリット |
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英語は楽しいものだとわかる 広い表現が覚えられる スコアに一喜一憂しない | TOEICスコアに直結する やるべきことが明確 TOEIC教材は優秀なものが多い |
正しいやり方で、TOEICのリスニングを進めたい人は
絶望したけど、まだTOEICの勉強を続けられそうな人はこのやり方。
TOEICリスニングの正しい勉強の進め方は
- 基礎単語と英文法をやり直す
- TOEIC用の教材で問題に慣れていく
こんな順序で進めるのがおすすめです。
TOEICにこだわらずに英語を勉強したい人は
『勉強しないといけない』という緊張感からいったん離れたい人や、しばらくTOEICの勉強から離れてリスニングを伸ばしたい方は
- 基礎単語と英文法をやり直す
- 海外ドラマや動画でシャドーイング練習する
- オンライン英会話や外国人の友だちを作って楽しむ
こんなやり方がおすすめ。
私が留学を通じてリスニングを上げた方法がこれ
基礎英文法をサクッと覚えるには『中学英語をひとつひとつわかりやすく』という本がおすすめ。
イラスト付きで読みやすく、2週間で中学英語をおさらいできます。
英語字幕付きの海外ドラマや映画を観るなら、サブスクの動画サービスがおすすめ。
外国人の友だちを作りたいなら、観光地に行って『タダで観光案内するよ』と言えば歓迎されます。
え?そんな勇気ないよ
いきなり外国人に声をかけるのはハードルが高いという方は、オンライン英会話やAI英会話がおすすめ。
リスニングを上げる方法は人それぞれ。広い視点で自分に合った方法を探してみることが大事
Part別の裏ワザを使ってスコアアップ
TOEICのパート別のテクニックを知ると、今すぐにスコアを上げることができます。
単語や、文の一部さえ聞き取れれば正解できる方法なので、TOEICを受験する時に活かしてください。
TOEICは、問題を100%理解できなくても解けるように作られてるからね
パート1対策 |名詞と動詞を聞き取ろう
part1は名詞と動詞が聴き取れると正解できるパート。なので、Part1でよく使われる単語を覚えて、注意深く聞くといいです。
例:
- She’s folding a newspaper.
- A man is standing near a constraction site.
- One of the man is reading a brochure.
↑正解のポイントとなるのは、『主語』『動詞』『それ以外の名詞』の関係が全て一致しているかどうか。
主語は『名詞』ですから、つまり名詞と動詞を聴き取るのが重要となります。
TOEIC part1 は、名詞と動詞を覚えると正解できる。
パート2対策 |冒頭が重要
part2はアナウンスの頭だけでも聴き取るクセがついていれば6割解けるパート。
例:
Where is my jacket?
→”場所”を応えている選択肢が正解
Who should I ask how to use the computer?
→”誰”を応えている選択肢が正解
これで6割は正解できます。
冒頭だけでも聞き取れれば、500点レベル!
パート3 4対策 |先読みをして少しでも解いてみよう
パート3&4で有効な対策は”先読み”です。
先読みとはTOEICパート3&4で使える定番のテクニック。
Part 3&4で、アナウンスが始まる前の約14秒間に設問文3つを予め読んでおき、アナウンスを聞く準備をしておくテクニックのこと。
リスニング力が問われる難しいパートですが、先読みテクニックを使うことで解きやすくなるパートとしても知られています。
その先読みが難しいんだよ…
大丈夫!私のやり方は一般的な先読みテクニックとはちょっと違います。
先読み対策におすすめ|akiならこうやる
私が中級者の頃に使っていた先読みしやすくなるテクニックは、『先読みを1つ目の設問だけに絞る』です。
3つの設問全部を先読みすると頭パンクするので、1問目だけでも正解率を上げる作戦
先読みを1問目だけに絞れば、アナウンスが始まる前の時間を余裕を持って過ごせますし、アナウンスを聞くことに集中できるので、トータルの正解率が上がります。
1問目の先読みができるようになったら、次は1問目と3問目の先読みにチャレンジしましょう。
1問目と3問目は、正解のヒントを冒頭と最後に言う場合が多いので、2問目よりも正解しやすいです。
あえて2問目を捨てることで、時間の余裕が生まれるんだね
- パート3&4は、2問目を捨てることで劇的に解きやすくなる。
- 3問全部を考えるのは、上級者になってから。
更に詳しいパート別の対策です。参考にしてください↓
【まとめ】あなたの絶望には価値がある|現状が見えたなら、あとは進むだけ
TOEICリスニングに絶望したなら、絶望していない人よりも遥かに前を歩いています。
あなたがしたチャレンジには価値があります。自信を持ってください。
リスニングが難しく感じるのは当然であり、誰もが一度は経験することです。
絶望を感じた先には必ず希望が待っています。
私自身も同じ経験を何度もしてきました。約束します。
一緒に、リスニングの壁を乗り越えていきましょう。現状が見えたなら、あとは進むだけです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
TOEICリスニング対策を詳しく解説しましたので、こちらの記事も参考にしてください。
Q&A
Q1: TOEICリスニングの勉強法がわからないです。何から始めたらいいですか?
A1: まずは基本の単語と文法をしっかりと学びましょう。その上で、シャドーイングやリスニング教材を使った練習を始めることをおすすめします。具体的な勉強法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
Q2: リスニングが全然聞き取れないのですが、どうすればいいですか?
A2: 初めは誰でも聞き取れないものです。リスニング力を上げるためには、毎日の練習が大切です。最初はゆっくりとした会話やナチュラルスピードの音声を使い、少しずつ難易度を上げていきましょう。
Q3: リスニングの勉強におすすめの教材はありますか?
A3: あります。例えば、『金のフレーズ』や『TOEIC公式問題集』は非常に役立ちます。また、オンライン英会話やリスニングアプリも効果的です。
Q4: リスニング力を上げるために、毎日どのくらい勉強すればいいですか?
A4: 毎日30分から1時間のリスニング練習を目安にすると効果的です。継続することが重要なので、自分のペースで無理なく続けられる時間を見つけてください。
楽しいと感じられる環境を作るのが理想です。
Q5: リスニング力がなかなか伸びません。モチベーションを維持する方法はありますか?
A5: 小さな成功を積み重ねることがモチベーション維持に繋がります。例えば、毎日少しずつ聞き取れる単語が増えることや、理解できるフレーズが増えることを実感しましょう。また、リスニング以外の英語学習方法も取り入れて、楽しみながら学ぶことも大切です。
Q6: 絶望してもやり直すことはできますか?
A6: もちろんです!絶望を感じることは前進の証です。正しい方法で続ければ、必ず結果はついてきます。当ブログも、あなたと一緒に前進できたら嬉しいです。